フルーク・ネットワークス、従来の 1/2 以下の測定時間 (約 10 秒) を実現した、
LAN 配線認証用テスター「DSX-5000 ケーブルアナライザー」を新発売!

技術者が使いやすいスマホ感覚の操作性とともに、 
試験の高速性と複雑な認証プロセスの管理を実現する新機能を搭載!! 

 

2013 年 6 月 12 日

 テスターからネットワーク管理まで幅広いネットワーク関連製品を提供する米フルーク・ネットワークスの日本法人である株式会社 TFF フルーク社(東京都港区、、代表取締役: ホワン・イー・ジェイ、資本金: 1 億円、以下フルーク・ネットワークス)は、スマートフォン感覚のタッチパネル操作で、従来の 1/2 以下の測定時間 (約 10 秒)※1 を実現した、LAN 配線認証※2 用テスター「DSX-5000 ケーブルアナライザー」を、6 月 12 日より提供開始いたします。
 「DSX-5000 ケーブルアナライザー」は、全世界で 4 万台以上※3 を発売し、世界中のケーブル敷設現場で高い評価をいただいている、業界標準ともいえるケーブル配線認証用アナライザー「DTX-1800 シリーズ」の後継機種として、試験の高速性と複雑な認証プロセスの管理をスマートフォン感覚のタッチパネル操作で実現した新製品です。特に、TIA (米国電気通信工業会) 規格のケーブル認証試験であるカテゴリー 6A (Cat 6A) において、試験時間を従来の 24 秒から 10 秒に短縮する等の試験スピードの高速化とともに、障害原因をグラフィカルに表示して、スマホ感覚のタッチパネル操作により、速やかな問題解決を可能にする Taptive (タップティブ) ユーザー・インターフェース機能、全ての複雑化した試験を一元化して、確実に完了できる ProjX (プロジェックス) 管理機能等、新機能搭載及び機能強化がなされています。
 また、ケーブルテスト管理ソフトウェア「LinkWare (リンクウェア)」が無償提供されており、すばやく簡単に、レポート作成やテスト結果の容易な統合により、ワークフロー管理の負担を軽減できます。さらに、「DSX-5000 ケーブルアナライザー」に別売りの「OTDR モジュール」を装着することで、「DSX-5000 ケーブルアナライザー」を SM/MM※4 両用の OTDR (光パルス試験器)※5 に能力アップすることができ、これまで一部の技術者のための光測定器であった OTDR を、あらゆる現場施工者が扱えるコンパクトなツールとして使うことができます。
 このように、本製品は、ケーブル配線敷設業者やネットワーク構築業者、LAN 保守管理業者、ネットワーク・サービス・プロバイダーやデータセンター等、現場技術者にとって、認証試験時間やコストの低減化をもたらすものとして大きな期待が寄せられています。

 「DSX-5000 ケーブルアナライザー」の価格は 178 万円 ~ (キャンペーン価格 168 万円 2013 年 6 月 ~ 9 月末) (税別)。
別売りの「OTDR モジュール」の価格は 83 万円~ (税別)。「DSX-5000 ケーブルアナライザー」の初年度売上目標台数は、1,000 台をめざしております。
 なお、フルーク・ネットワークスは、6 月 12 日 (水) ~ 14 日 (金)、東京ビッッグサイトで開催されています「Interop Tokyo 2013」にブース出展し、会場にて「DSX-5000 ケーブルアナライザー」のデモ展示を行っております。(ブースNo.5F11)

※1)10 ギガ対応配線測定で必要とされる、カテゴリー6A( Cat 6A)での試験時間を従来の 24 秒から 10 秒に縮めた (当社調査による)。
※2)認証:配線が ISO/TIA/JIS 等の標準規格に適合していることをレポートし保証すること。
※3)当社調査による。
※4)SM/MM:光ファイバーには大きく分けて「シングルモード (SM) 型」と「マルチモード (MM) 型」の 2 種類があり、一般に SM は長距離・高速用に、MM は LAN などの近距離・低速用に使われる。
※5)OTDR (Optical Time-Delay Reflectometer):光ファイバー・ケーブルにおいて、融着接合と光ファイバー・コネクタの位置と損失をテストする測定機器。パルス試験機とも呼ばれる。

■ 複雑・多様化するケーブル配線認証試験作業に対応した、強力な認証試験サポート・ツール!

 今日の IT に関する話題は、クラウド、仮想化、Wi-Fi,BYOD※6、SLA※7 等の用語であふれ、さまざまな先進の技術が駆使されています。それらを実際に支えるネットワーク技術は、重要かつ基盤的な役割を果たす物理レイヤーである配線インフラに依存し、それをサポートする配線敷設業者やネットワーク管理者等には、複数の配線インフラ (メタル、光ファイバー、ワイヤレス) や多様な業界配線基準 (TIA、ISO 等)、様々な機器やレポート用ツール及び測定パラメーターを扱わなければなりません。そして、予算の関係で並行して進められる複数のプロジェクトやそれに伴う、1 プロジェクトにおける熟練技術者の比率低下や技術者間のスキルレベルの多様化等、複雑・多様化する配線認証試験作業環境が、現場の作業ミスを生み出す大きな要因※8 となっています。ケーブル敷設の専門家に対する世界的な調査の結果、標準的な 1,000 件のケーブル配線の敷設では、間違い、複雑さ、ならびに作業のやり直しが原因で 1 週間以上作業が延期され、平均 2,500 US ドル以上の損失が発生していることが明らかになっています。
 「DSX-5000 ケーブルアナライザー」のアーキテクチャーである「Versiv (バーシブ)」は、高まりつつあるこれらの課題を解決するため、単なる試験およびトラブルシューティングの範囲に留まることなく、認証試験サイクル全体に対応するまったく新しいツールとして、ゼロからデザインされました。その新機能は、配線敷設業者が今日の複雑な認証試験環境に適応しながら、収益性を脅かす間違いを招きかねない複雑性を排除するのに大いに役立ちます。

※6)BYOD (Bring Your Own Device): 個人所有の携帯情報端末等を会社内外で仕事用に使用することレイヤー 1 ~ 3 までの包括的検証を有線/無線の両方向から無線パフォーマンス試験を実施し Wi-Fi 運用の最大能力を検証する。
※7)SLA (Service Level Agreement)): サービス品質保証。通信サービス事業者が利用者に対して、サービス品質を保証する制度。
※8)当社調査による、ケーブル敷設の専門家に対する世界的な調査の結果、標準的な 1,000 件のケーブル配線の敷設では、間違い、複雑さ、ならびに作業のやり直しが原因で 1 週間以上作業が延期され、平均 2,500 US ドル以上の損失が発生していることが明らかとなった。

■ 経験の浅い技術者のスキルを補い、配線認証業務の最短化を実現する新機能

 複雑化する配線認証試験現場において、復雑性をなくし簡潔化を図る上でキーとなるのが、「ProjX (プロジェックス) 管理機能」です。ケーブル敷設作業チームのプロジェクトリーダーが複数の業務及びメディアにわたり、作業のための試験パラメーターの設定を速くできるようにするだけでなく、現場の作業者が業務全体にわたって一貫した試験パラメーターを取得でき、テスターに保存された複数のプロジェクト間をクリックするだけで対象プロジェクトを切り替えることができます。こうして、プロジェクトの計画及び設定が促進され、プロジェクトの最新の進捗状況の解析と監視が可能となり、認証及びレポーティング作業の迅速化にも役立ちます。また、認証試験の過程で問題が出た場合、より経験豊富な敷設技術者に後で評価してもらうために、現場作業者が解決すべき問題リストを作成しておくことができます。
 さらに、新たに強化されたワークフローの切り替えを可能にする「Taptive (タップティブ) ユーザー・インターフェース機能」により、直観的で簡単操作ができるタッチパネル操作が可能となり、これによって経験の浅い敷設技術者の能力を高め、試験のスピードを上げるとともに高度な ISO の確度レベル V の規格適合試験※9も可能となります。

※9)ISOの確度レベル V の規格 (ドラフト) 適合試験: 10 Gbps の伝送レートを実現するための Class FA (1000MHz) の確度レベル。

<「DSX-5000 ケーブルアナライザー」の特長>

● 容易な作業と効率的な配線認証管理ができる「ProjX (プロジェックス) 管理機能」:

 ・ 簡単なセットアップを可能にして、リミット値の間違いを最少化し、複数プロジェクト管理を効率化できます。
 ・ 異なる作業や異なる場所、異なる顧客に関する新たなプロジェクトが作成可能です。
 ・ 試験に先行して、プロジェクト要件を容易に定義できます。
 ・ ケーブルテスト管理ソフトウェア「LinkWare」の作業をジョブとして保存し、それぞれ他のテスター※10 に転送できます.

※10)フルーク・ネットワークスの製品群として、「DSX-5000 」のアーキテクチャー「Versiv (バーシブ)」を共有するテスター。素早く簡単なファイバー認証ができる「Certifiber Pro OLTS」やファイバーのトラブルシューティングと認証を高速化できる「OptiFiberPro OTDR」等。

● スマホ感覚でタッチパネル操作ができる「Taptive (タップティブ) ユーザー・インターフェース機能」:

 ・ 誰でも簡単に使える、スマートフォン感覚のタッチパネル操作が可能です。
 ・ ワークフローの切り替えが可能となり、複数のプロジェクトを容易に管理することができます。

● 設定のスピードアップを可能にする「ウィザード機能」:

 ・ 経験が浅い技術者でも、自動的に設定サポートが行われ、スマホ感覚の簡単操作で設定可能です。

● ケーブルテスト管理ソフトウェア「LinkWare」が標準添付:

 ・ 高性能で使いやすいケーブルテスト管理ソフトウェア「LinkWare」が標準添付。測定レポートが簡単に作成でき、全ての配線インフラをコンパクトに要約して、グラフィカルなフォーマットにより、マージンの検証と性能の不連続箇所の特定が容易に行えます。

● 別売りの「DSX OTDR モジュール」の装着で、「DSX-5000 ケーブルアナライザー」を SM/MM 両用の OTDR (光パルス試験器) に能力アップすることができます。

<「DSX-5000 ケーブルアナライザー」の価格>
178 万円 ~ (キャンペーン価格 168 万円  2013 年 6 月 ~ 9 月末)(税別)。

フルーク・ネットワークスについて

フルーク・ネットワークスは、米国の精密電子計測器メーカーである「フルーク・コーポレーション」のネットワークス部門が 2000 年に分社化して生まれたネットワーク関連ツールメーカーです。「NETWORK ON」を合言葉に、お客様の重要な ITインフラであるネットワークを常に最適な状態に保つための監視・解析やトラブルシューティングをサポートしております。
現在、日本を含む世界 50 ヶ国以上で事業を展開しており、弊社の高品質、高付加価値ソリューションは既に世界 20,000 以上の企業ネットワーク、システム・インテグレーター等のネットワーク設計、構築の専門企業などで使用されています。
▼▼詳細は次の URL をご参照ください。▼▼▼ http://jp.flukenetworks.com/

※ SX-5000 CableAnalyser、Versiv、ProjX、Taptive、DSX OTDR Module、Certifiber Pro OLTS、OptiFiberPro、LinkwWare等の製品は、米フルーク・ネットワークス社の登録商標または商標です。
※ その他記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。

■本リリースに関するお問い合わせ先■

株式会社 TFF フルーク社
フルーク・ネットワークス
担当 : 滝澤(たきざわ)・天本(あまもと)
TEL: 03-6714-3117
FAX: 03-6714-3118
e-mail : infoj@fluke.com
住所 : 東京都港区港南 2-15-2 品川インターシティ B 棟 6 階